2010年11月11日 (木)

MagazineレビューVol.7 東洋経済 2010.11.13 「就職 新氷河期」

今回の特集で注目した点は2つ。

第1に、採用計画の新卒者を確保できなかった企業が、40%もいるという点である。

一体、どういうことなのか。氷河期だから、応募者なんていくらでもいるのではないか。

このカラクリについては、常見陽平さんの著書などが詳しいけれど、企業が内定を出す学生が厳選され、結果として集中しているのだ。

このため、内定を出しても、他の企業から内定をもらっていて、そちらへ流れていくケースが多いらしい。それで多くの企業が予定の新入社員を確保できていないのだ。

また、予定数に達しなくても、欲しい学生でなければ内定を出さないから、採用予定数に満たないという理由もある。

不景気で求人数が減っている、というのは、一側面でしかない。

 

第2は、全ての大学生を100人とした場合、就職する(できる)のは53人に過ぎない、という事実だ。

まず、12人が中退らしい。これは、かなり大きな問題だと思う。中退については、AO入試など、学力試験以外の方法で入学した場合、周囲についていけない、という問題もあるらしい。中退理由のトップは、学習意欲の喪失だ。

無事に卒業するのは88人だが、このうち新卒として就職するのは60%、53人である。残りの35人は進学、留学もあれば、留年、就職浪人などの場合もある。

さらに、就職した人の3割は3年以内に離職するのだから、3年後も同じ企業で働いている人は、大学生100人のうち37人、という計算になる。

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2010年11月10日 (水)

MagazineレビューVol.6 プレジデント 2010.11.29 「給料崩壊」

PRESIDENT (プレジデント) 2010年 11/29号 [雑誌]

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上場企業の平均年収などを前年と比較した特集。

上場会社の74%、平均すれば年間23万7000円の年収ダウンという。特集のリストによれば、100万円以上減少した企業も決してめずらしくない。

その一方で、給与がアップした企業もある。単純な給与の話題ではなく、業界の状況などがいろいろと読み取れる特集。

 

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2010年11月 3日 (水)

MagazineレビューVol.5 AERA2010.11.8 「親も子も知らない「いい会社55」」

とにかく問題になっているのが、学生の「有名企業への一極集中化」だ。

2010年春の卒業学生の就職率は60.8%、進学も就職もしなかった学生は約8万7000人いるという。

その一方で、世界トップシェアを持つような中小企業が、採用難で苦しんでいる。

従業員1000人以上の企業の求人倍率が0.55倍である一方、1000人未満の企業は3.36倍であるという。

今回の特集では、その中から「知られざる優良企業」として、55社が紹介されている。

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2010年10月16日 (土)

MagazineレビューVol.4 週刊東洋経済2010.10.16 「本当に強い大学2010」

週刊 東洋経済 2010年 10/16号 [雑誌]

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価格:780円(税込、送料別)

2010年度入試は、大学にとっては状況が改善したらしい。

安全志向による進学率の上昇(とはいえ、奨学金に頼る学生は、いまや全体の1/3にのぼる)や、不景気による地元志向から、定員割れの大学は前年から10%減。それでも40%の大学が定員割れで、子供の増加が見込めない以上、この状況の改善は望めない。

そこで、シニア層をターゲットにしはじめた大学が紹介されている。また、日本における社会人大学院生の少なさも指摘されている。

そのほか、就職支援から学食の紹介まで、幅広い特集。

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2010年10月 9日 (土)

MagazineレビューVol.3 日経ビジネスAssocie2010.10.19 「あなたを守る法律講座」

・出張で発生したマイレージは、自分のもの?

・若くても遺言は書いておくべき?

など。

また、ビックリな内容としては、有料の地図情報だけでなく、無料サイトの地図をプリントアウトした場合、著作権侵害で、損害賠償請求を受ける可能性があるらしい。

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2010年9月27日 (月)

MagazineレビューVol.2 プレジデント2010.10.18 「学歴と人生の損得」

PRESIDENT (プレジデント) 2010年 10/18号 [雑誌]

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価格:690円(税込、送料別)

学歴特集。

大学別の就職率ランキングをはじめ、社長輩出ランキングなど、様々なランキングが掲載されている。

就職率では、国公立や有名私立総合大学よりも、単科大学の方がランキング上位に来ている。これは国公立や有名私立大が大学院進学の人数が多いこともあるが、単科大学のほうが、就職先とのコネクションがしっかりしているということもあるだろう。

また、結婚に関しての調査もある。高学歴な女性ほど、自分より学歴が低い男性との結婚を嫌がる傾向にあるという。

さらに「就職に困らない偏差値50以下17校」という面白い特集もある。その大学が、地域や特定業界とのコネクションがしっかりしていれば、きちんと学生を社会に送りだせるということ。

一方、「人事部証言」の特集では、「大学生の2/3は高卒レベル」とバッサリ。「景気が回復しても採用数を増やす予定はない」、「採用予定数に満たなくても、欲しい学生がしかとらない。良い学生が見つからなければ予定数の半分でも仕方が無い」、「応募学生は多くなっても、ヒット率は落ちていて、優秀な学生の取り合いはどんどん激しくなっている」など、生々しい意見が書かれている。

P79では、採用ターゲット校として、20校以内しか設定していない企業が82%、10校以内しか設定していない企業が58%という調査結果が紹介されている。つまり、自分がその10校、もしくは20校の大学に所属していなければ、いくらエントリーシートを頑張って書いたって(ほとんど)無駄なのだ。

とにかく、就職活動というのは「企業の採用活動」である以上、企業側に余裕がない今、ある程度のフィルタで手間をかけずに人数を絞っていかざるを得ない。そのフィルタに、学歴や新卒というカテゴリを使用することは、現状、やむを得ないことだろう(特に大量に採用する企業は)。

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MagazineレビューVol.1 週間ダイヤモンド2010.9.18 「壊れる大学」

週刊 ダイヤモンド 2010年 9/18号 [雑誌]

週刊 ダイヤモンド 2010年 9/18号 [雑誌]

価格:690円(税込、送料別)

大学全入時代を迎えつつある大学の現状を特集した号。

・本誌独自判定「危ない大学30」

・「募集停止大学」の今

・AO・推薦入試乱発の実情

・早慶大学院も面接だけで合格

など、学生集めに必死になっている大学の実情と、それによる大学生のレベル低下を問題としている。

圧巻なのは、『全国537私大「財務状況」ワーストランキング』で、各大学の収支や自己資本比率を分析している。

また、2流・3流大学や、高卒から、面接だけで1流大学の大学院に入学して学歴をつける「学歴ロンダリング」と呼ばれる手法も解説されている。

 

後半の特集は、『グローバルブランド成長力ランキング』。どのブランド・社名・商品が世界で伸びているかを細かくランキング。1位はGoogle。日本だと5位にソニー、13位にWiiがランクイン。

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