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2011年4月30日 (土)

Bookレビュー2011-27 ウィリアム・バウンドストーン『プライスレス』

タイトルの「プライスレス」とは、「人生はプライスレス」のような「価値が付けれないほど尊い」という意味ではなく、「価格には実体がない」という意味。

著者自身が新しい提言をしているのではなく、行動経済学そのものについて、わかりやすくまとめた本になっている。

行動経済学とは、「常に正しい経済行動をする人間」を否定し、「人間の経済行動は心理的な側面に大きく影響を受ける」という、ある意味では、当たり前のことを研究している分野である。

プロスペクト理論、プライミング、アンカリングといった専門用語が登場するが、それは日常生活ととても深い関わりがあるので、馴染み易いだろう。

「ハート型の小さいチョコとゴキブリの形をした大きいチョコではどちらが売れるか」、または「2000円を拾った後で200円を失うのと、1800円を拾うのでは、どちらが幸せに感じるか」、といった事例が、多数紹介されている。

つまり、商品に支払う金額や満足度は、そのときの気分次第なのだ。

もしあなたが、販売価格を決定する仕事に就いているなら、ぜひ読んでおくことをオススメする。

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