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2011年4月24日 (日)

Bookレビュー2011-23 『ONE PIECE STRONG WORDS(下)』

例によって、内田樹氏の解説を読みたくて購入。

(上)では、主に『ワンピース』の世界観について考察されていたが、(下)ではキャラクターについて考察されている。

ウソップを「語り部」としているのは非常に共感。彼は「物語る存在」として「物語」には欠かせないだろう。

ウソップは『ドラゴンボール』のクリリンであり、『幽々白書』の桑原であり、『ダイの大冒険』のポップであり、『スラムダンク』の小暮であり、『るろうに剣心』の弥彦である。(うーん、年齢がバレるな)

超人的なキャラクターが多数活躍するマンガにおいて、唯一、読者に寄り添ってくれる存在なのだ。彼らの「弱さ」なくして、読者は物語に参加できないと言っても良い。

 

一方、ルフィは、幽助でもなく、ダイでもなく、桜木花道でもなく、剣心でもない。独特な存在だ。内田氏はそれを「ゴムのような伸びやかさ」と表現している。

唯一、ルフィと共通する主人公といえば、初期の『ドラゴンボール』の悟空だろう。ドラゴンボールを集めるために世界を駆け巡る悟空と、世界の海を旅するルフィには重なる部分が多い。

悟空はその後、ピッコロ大魔王との出会いをきっかけとして、「質実剛健な戦士」となったが、ルフィは一体どうなるのか、興味深いところである。

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