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2011年4月17日 (日)

Bookレビュー2011-20 山中茂樹『いま考えたい 災害からの暮らし再生』

大規模な災害が起きたとき、「暮らし」には何が起こり、「再生」とは何なのか、を論じた本。

東京大震災以後の国内の災害と、それらへの対応を検証している。

また、本書では、災害が起きた場合、そこから遠く離れた場所に復興住宅を建設するよりも、被災地で、たとえバラックからでも復興を図るべきだ、という主張をしている。

これは、「復興」の中でも「コミュニティの復興」を重視しているためだ。

災害以前と以後では、年齢層のバランスをはじめ、コミュニティが崩壊してしまう。

そのため、災害を契機とした「発展的な都市開発」には否定的である。

 

とはいえ、東日本大震災の津波の被害を受けたような地域に、再度、同じようなまちづくりとコミュニティを再形成しよう、というのは、将来的な安全面からも難しい。

(本書は東日本大震災以前に書かれているので、この点は念頭に置かれていない)

「出来る限りそのままの形を取り戻す」という理想的な復興は、「既存のコミュニティが、適正な場所に適正に存在していたか」という検証なくしては実現できないだろう。

 

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