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2011年3月14日 (月)

2011.3.13 バーチャル被災者にならないために積極的に日常を取り戻すということ

関東方面の地震に関連してmixiで意見をいただいたりしているけれど、気をつけたいのは、雰囲気に飲まれないことだと思っている。

特に原子力発電所については、新聞の見出しやテレビの司会の煽りっぷりと、専門家の慎重さ、冷静さには大きなギャップを感じる。

爆発とか、メルトダウンとか、放射能が通常の何倍とか、被爆という文字が躍っているけれど、人体に影響がなかったり、洗浄で解決したりしているので、きちんと内容を確認したい。

僕は広島出身なので、原子力爆弾については小さい頃から教育されてきた。そのせいで、ある程度、冷静になれている面はあるかもしれない。

広島の原爆で言えば、僕の実家は爆心地から半径8km以内くらい(googleマップで調べた)だが、祖父母は被爆していない。避難範囲の20kmという数字も、そういう観点から捉えたほうがよいかもしれない(原子力発電所が原爆より放射能を撒き散らすというのなら別だが)。

また、Twitterで、「現地支援に行く方は、そこで肉体的・精神的に災害の影響を受けるのだから、ある意味では、その方も被災者になる」という主旨の文章を見かけた(事実を言っているだけで、支援を批判した文章ではない)。

これは本当にその通りだと思う。

さらに、テレビやネットで情報を得て、「何かできることはないか」「何もできない自分がくやしい」と言った意見も多い。

「関西電力の友人が節電しろと言っています。協力してください」という、間違った情報がこれだけ広がったのも、そのせいだと思う。

こういう、テレビやネットの影響を受けて精神的なダメージを負ったり、非日常状態になってしまった人も、ある意味では被災者だ。「バーチャル被災者」というべきだろうか。

僕は、こういった人が増えるのは望ましいとは思っていない。

もし、安否情報を必要としていたり、仕事で復旧情報を必要としているのでなければ、テレビやネットを見るのを辞めるのも手だ。

できる限り積極的に、日常に自分を戻すべきだと思う。

それを不謹慎だと批判する人は、自分が「バーチャル被災者を増やす加害者」になっていないか、確かめてからにしたほうが良いと思う。

 

 

 

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