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2011年3月 5日 (土)

2011.3.4 そもそも入試ってなんなのさ(ネットカンニングから考える その2)

大学に入るために、入試というのがある。

何を隠そう、入学試験の略だ。

ところで、入試って、そもそも何のために、何を試験しているのだろうか?

これは、2通りの可能性がある(え? 可能性?)。

1つめは、「大学で学問をするだけの能力を有しているかどうか」の試験であるという可能性だ。例えば、運転免許の試験は「運転の能力」が問われている試験であり、こちらに属する。

一方、2つめは、「椅子とか机とか教職員の数が足りないので、入学者数を制限するためにやってます」という試験である可能性だ。限られた税金の中から給与が支払われる公務員の試験は、明らかにこちらに属する。

さて、入試の目的が前者であれば、入学定員なんて不要なはずである。運転免許で「合格者は年間1万人まで」とか決まっていないのと同様だ。その代わり、当然、正答率80%以上とか、合格基準が設けられているはずである。

ところが、今のところ、そういう大学は無い。

なので、実は入試というのは後者だ。

能力を試験しているのではないのだ。

人減らしのための手っ取り早い手段として入試をして、点数が低いほうを切り落とすという作戦である。まぁ、そのほうが、くじ引きよりも、落選した人の納得感は高いかもしれない。

だから、たとえ東大で学問を学ぶだけの能力を備えていても、不合格で入学できない場合もある。

これは、社会的な損失と言って良いと思う。

逆に、定員割をしている大学では、その大学で学問を学ぶだけの能力を備えていなくても、大学に入学できる。これが「名ばかり大学生」だ。

これも、社会的に問題になってきている。本来は、大学での学問には一定以上の能力が必要なはずだ。

ところで、ネットカンニングという「効率よく点数を得る」行為に対して、「効率よく人を削る」ための入試が、どれだけ正論を吐けるのだろうか。

 

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