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2011年1月10日 (月)

Bookレビュー2011-3 塩田武士『盤上のアルファ』

塩田武士『盤上のアルファ』

神戸新聞の記者が小説新人賞を受賞したデビュー作。

社会部として警察を担当してたものの将棋担当に左遷された新聞記者、秋葉と、家庭的に恵まれず貧乏生活を送りながらもプロ棋士の夢をあきらめられない真田という、2人の30代の男性を主人公に据えた物語。

全く異なった人生を歩んできた2人が1人の女性を通して出会い、その後、奇妙な同居生活を送ることになる。

鬱屈していて怒りっぽいという主人公としては珍しいキャラクターの2人と、関西ノリの独特の会話が、物語にスパイスを与えてくれる。

また、いくつかの伏線がこっそり張ってあって、ラストにそれが明かされるという趣向もある。

文芸作品としてとても良くまとまっていて、それぞれの人物がそれぞれの道を見つけていくというドラマ性に富んだ作品。

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コメント

さすが記者さんだっただけのことはある。

塩田さんの作品は結構面白いと思いました。
思ったより物語の世界に入りやすかった。

なんでこんな作品を書けるんでしょ、って思ってたら、
塩田さんを解説してるサイトがありました。
http://www.birthday-energy.co.jp

今後は何を出しても売れるようになってくそうです。
これからも気になる存在になりそう。

女神のタクトという新作も読みました。
ドタバタな物語ですが、
またもや物語の世界に引き込まれてしまいました。

投稿: 筋タン | 2011年12月17日 (土) 21時43分

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