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2010年11月 7日 (日)

11/7 自由と平等の両立モデル

これからの「正義」の話をしよう

これからの「正義」の話をしよう

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知的原理としてのリバタリアニズムは、福祉国家反対論としてずっと早くから登場していた。オーストリア生まれの経済哲学者フリードリッヒ・A・ハイエク(1899-1992)は、『自由の条件』(1960年)において、経済的平等を強めるようないかなる企ても必ず強制と自由社会の破壊につながると主張した。(『これからの「正義」の話をしよう』-P82)

 

いかなる人も強制されるべきではないとされる事柄のなかでも特に目を引くのは、他人を援助することだ。貧しい者を助けるために富める者に課税することは、富めるものへの強制である。それは自分の所有物を自由に利用するという、富める者の権利を侵害する。(『これからの「正義」の話をしよう』-P83)

 

自由とは、中心から遠ざかろうとするエネルギー(斥力)であるのに対して、平等とは、中心に引き寄せる引力だ。

この相反する力は、両立するのだろうか。

太陽系の惑星のように、どこかで力の釣り合いとれるかもしれない。だが、あれは自由だろうか。むしろ惑星は自由を奪われ、同じところをグルグルと回っているように見える。

では、平等を、「引力」ではなく、「中心点」と捉えてはどうか。そしてそれを三次元化し、体積を持った「球体」にしよう。水風船のようなものだ。そうすれば、「自由」は、その水風船の中をオタマジャクシのように動きまわることができる。「自由」は「平等」の中で共存ができるのだ。

さて、その球体の体積は何で決まるのか。何がその水風船の大きさを決め、オタマジャクシの自由を制限しているのか。「自由」が決して越えることを許されない壁はなんだろうか。

それがもしかして、「正義」なのだろうか。

だとすれば、「膨張した正義」は、必然的に崩壊するだろう。

大きくしすぎた水風船が破裂して割れるように。

破裂した水風船からは、飛び出した「自由」があふれ出し、際限なくこの世界を蹂躙するのだ。

(それはイラク戦争であり、サブプライムローンであり、日本の検察の暴走でもある)

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