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2010年8月 3日 (火)

BookレビューVol33 池内了「物理学と神」

物理学と神

物理学と神

価格:777円(税込、送料別)

「自然法則と神」というテーマは、学生時代に友人と何度か話したことがあって、そこにドンピシャだったのがこの本。

歴史を辿りながら、物理学の発展と、それに伴って宗教観がどのように変化していったかが、わかりやすく表現されている。

とくに、地球中心の宇宙観である「天動説の時代」は、地球中心であるがゆえに「神は地球にいる」という理解が得られ、それゆえに教会が力を持っていたのに対し、地球が宇宙の部分になってしまった地動説の時代では、神はもっと遠くに存在するものだ、という理解に変化し、同時に教会の力が失われた、という分析は面白い。

後半は、量子論やクォークが出てくるので、知らない人はちょっと理解できないかもしれないけれど、このあたりは、文系の人でも勉強したらとても面白いです。僕も文系だし。

---本文のひとつまみ---

そもそも、キリスト教世界である西洋に発した近代科学は、自然を神が書いたもう一つの書物とみなし(むろん、他の一つは『聖書』である)、自然を研究することは、神の意図を理解し、神の存在証明をするための重要な作業と考えてきた。ガリレイやニュートンの著作には神の名がよく出てくるし、「神が創った宇宙だから美しいはず」という信念で研究に励んできた科学者も多い。神の存在と自然科学は、すくなくとも近代科学の黎明期ではなんら矛盾した関係にはなかったのだ。(P4)

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コメント

 池内 了さんが未だ知らない、天然自然の存在の創造主である神が実在しているのです。
 量子論の理解の仕方もインチキです。

 一般法則論のブログを読んでください。 一般法則論者

投稿: 一般法則論者 | 2010年8月 5日 (木) 05時07分

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