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2010年6月 5日 (土)

BookレビューVol.23 吉田修一「日曜日たち」

「パレード」「パーク・ライフ」に続き、吉田修一キャンペーン絶賛実施中の3冊目。

残念ながら、好きではなかった。

じめじめした雰囲気はよく出ているけれど、「各章の登場人物の過去をつなぐ小学生の兄弟」というのが、なんか、話を台無しにしている気がする。
 
小学生兄弟のせいで、それぞれの物語に一本の芯が通っている感じになってしまっていて、吉田修一の特有の「え?いったい何の話だったの?」みたいな感じが失われている。

---本文のひとつまみ---

読み終わりそうだった小説は、四十代の男性作家が書いた恋愛小説で、面白いというよりも、どうして主人公の女性がこんな自意識過剰な男に惚れるのかが気になって、ついつい読み続けていたのだが、残り数ページとなった今もその理由はかかれておらず、もしも主人公が、最終的にこの男をきっぱりと捨てなければ、自分が代わりにこの本をゴミ箱にきっぱりと捨ててやろうと思っていた。(p37)

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