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2010年6月 5日 (土)

BookレビューVol24 辛坊治朗「日本経済の真実」.

「真実」と書いてあったら、つい真実だと思ってしまうけれど、真実というのはタイトルであって、内容が真実あるという保障はないといういうのが真実である。
 
「真実」の内容は読めばわかるので、読んだらいいけれど、立場としては「反・民主党(と国民新党)政策」。とはいえ、「今の自民党」に寄ってもいない。小泉・竹中構造改革を評価しているから、えっと、今の政党的には、どこ寄りだろうか…。

「税収で得た税金は、将来より多くの税収が得られるように使うべき」という考え方は、初めて知った。(経済学では常識かもしれないけれど)

ユニクロのような人件費の安い国で海外生産をしている日本企業が、国内の産業を衰退させている、というのは、その通り!という感じ。工場の仕事がなくなったなんていう話では終わらず、技術が海外に蓄積されて、ベトナムや中国の工場が独自ブランドを作って日本に売り込んできたら、ユニクロもダイソーも消し飛ぶのではないかという気がする。

中国企業がユニクロを買収することだってありえる。だって、ユニクロは中国にも店舗を持っていて、中国で作って中国で売っているのに、日本人が利益を吸い上げて大きな顔をしているのだ。まともな中国人なら、おかしい、と思うだろう。
 
---本文のひとつまみ---
政府のインフラ投資も同じです。民間では造れない橋や道路や技術開発を国債という借金で賄い、その結果、日本企業の競争力が増して利益が増え、雇用も拡大すれば成功です。税収が増えていずれ返済できます。しかし、税収増に結びつかない「効率の悪い」インフラ投資を借金で賄ったらどうなるでしょう。

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