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2009年12月30日 (水)

BOOKレビューVol.3 となり町戦争

となり町戦争

「産業・制度」として「戦争」が行われる世界という、

「バトル・ロワイアル」

「スカイ・クロラ」

と共通するテーマの文学作品。

 

ただし大きく違うのは、主人公が探索役として戦争に参加しながらも、戦争の「実体」に触れないところ。

 
一方、「実体」に触れるのは、ヒロイン役の「香西さん」である。
そのため、主人公=読者は香西さんを通してでしか、
「となり町戦争」に触れることができない。

 

それが、この小説全体を包む独特の雰囲気を生んでいる。

 

---本文のひとつまみ---

 となり町との戦争がはじまる。
 僕がそれを知ったのは、毎月1日と15日に発行され、1日遅れでアパートの郵便受けに入れられている「広報まいさか」でだった。町民税の納期や下水道フェアのお知らせに挟まれるように、それは小さく載っていた。
 
 とりあえず僕が最初に心配したのは、通勤というきわめて私的なことだった。

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